Frog Blog

「ヘンタイ・プリズン」完走した感想とか 

美少女ゲームブランドQruppoから発売しているヘンタイ・プリズンの感想です。

急にエロゲの感想を雑にたらたらと書くけれど許してほしい。

 

 

まだ遊んでいない人は全部ネタバレだから先に遊んでね。

 

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ちなみに私はメロンブックスで組長のタペストリー付き初回特典版を予約しました。

初めてエロゲを予約して買ったよ。

 

自分はノア√→妙花√→千咲都√→各種おまけ→グランド

の順番でプレイしました。

 

以下それぞれのネタバレあり感想。

 

 

ノア√

 

体験版を遊んだときに、ソフりんとの関係が気になり一番にプレイした。

ノアと協力関係となり、脱獄を目指すストーリー。

√全体の感想としては、序盤から中盤への下がりが半端なく、中盤から終盤への登り幅がすごかった√。

 

序盤の脱獄を計画している段階では、結構正統派な脱獄ものっぽく進み、ハラハラする展開が多い。

このルートの柊一郎はとにかくたくましく、ダクトを通ってソフりんの部屋へ凸したりノアとソフりんをどうにか合わせようと努力したりなかなかの行動力。というかちょっと無鉄砲

一方ノアはソフりんと面と向かって対面するシーンからの崩壊っぷりが見ていて楽しかった半面、空回りが見ていて辛い。

 

ただこの√の一番辛いシーンはソフりんと和解し、脱獄しようとした後の保護房だと思う。

この保護房のシーンがとにかく長い…

もしかすると文章量的にはそんなに長くないのかもしれないけれど、柊一郎、ノアそれぞれの視点、特ににノア視点では声優さんの迫真の演技も相まって彼女が泣き叫ぶたび胸が締め付けられるようでした...声優さんってすごいんだなぁ。

ぬきたしとは打って変わって、ダークな雰囲気だということは知ってはいたものの、ここまで叩き落されるとは思わなんだ。

 

ただここさえ乗り切ってしまえばあとはめちゃ楽しいんですよ。矯正展の準備からみんなの関係がぐっと近づき、二人は片割れとして、ソーニャと千咲都はなかなかにいい関係になっていくので見てい楽しかった。

アへガオコンビを陥れるシーンのテンポよすぎるし、マジで終盤は盛り下がることなくめちゃくちゃに駆け抜けるので爽快。

 

ノアちゃんの口上好き。モブの「野郎ちんこで爆発起こしやがった!?」も大好き。

いい気味ねぇ

 

最終的には柊一郎はアマツくんと決別し出所、ノアは姉と良い関係で別れ出所、ソーニャは希望を残してプリズンで再スタート、水城所長もプリズンの癌を取り除けたという点で、全体的にハッピーエンドな印象。

ただ組長関係と千咲都のことなんかは当たり前だけど全く分からなかったね。

この世の終わりみたいなプリズンとは一変して、エンディング前ではありえないくらい爽やかなイメージのまま気持ちよく終わりました。W姉と二人が食事に行くストーリーとかみてぇ

 

オマケはなんというかなぁ...色々酷かった...

あの爽やかな気持ちを返しておくれ...

 

 

 

妙花√

 

次は体験版でめちゃ好きになった組長√。なんせヘンプリを遊んでいる最中はずっとタペストリー飾ってましたから。

 

嘘つきました今でも飾ってます。まさかエロゲのタペストリー飾る日が来るとは...

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↑半裸なのにかっこいいの好き

 

そんなことはどうでも良くて、この√ではノア√でも少し出てきた波多江組と我妻との直接的な対決が描かれる。

全体的には自分の思うQruppoらしさがよく出ている√だった。

もちろん我妻の行き過ぎた思想には恐怖を覚えるし、現に柊一郎も殺されかけるのだけれど

ZEN-GI-OHのくだりとか笑えるHシーンとか、セックスで見方を増やすくだりとかまさに求めていたそれ。

それに加えてこの√の柊ちゃんはよくすべてを悟ってしまうのも好き。

悟るシーンではタイトルのBGM デーーン… テーンテーンテーン まで聞くのが自分ルール。

 

私は体験版の時点で、かっこいい姉御肌の組長が好きで、それはまさに柊一郎と同じ気持であったのだけれど、ところどころかわいい妙花はやっぱり解釈一致だった。

柊一郎の前だけ波多江妙花の一面を見せてくれるのほんと好き。

ただこの√でも妙花と恋仲になるとアマツくんはいなくなってしまうんだね。

ここら辺の成長は一つのテーマになっているのかなぁとか思いながら遊んでいました。

 

ラストの戦争で、囚人や看守と共闘するシーンはベタだけど熱いよね。

ノア√で適当にぶっ飛ばした夕顔看守長と協力関係になるのも面白いところ。この人ただの守銭奴ではなくて、比較的いい人?少なくても慕われていることは分かった。

警備隊のことなんかを考えると、ノア√で雑に罪を擦り付けたのは少し悪い気がしてきた。

 

この√ではラストで夕顔の手を取り、妙花を出所させる代わりに柊一郎は10年間プリズンで動くことになる。満期出所はヤクザの花とはいえ10年もプリズンで務めたのか...

プリズンでの10年はノアとソフりんがやっぱりなんかあったり、千咲都が夕顔といい感じになっていたりと変化があったよう。

ただラストで夕顔のことを葉月さん呼びにになり、姫瑠お姉さんの雰囲気も丸くなっていたことから、それなりにいい方向への変化だったのだろうと予想できる。

結局波多江組の若頭になり出所後とんでもない状況になっていたけれど、お姉さんになんて説明するのかしら。

失った10年間は大きいし、極道になることが一概にいいことだとは思えないけれども、妙花のそばにいたいという気持ちを貫き通した柊一郎は紛れもなくでかい男だった。

 

グランドの次に好きなルートです。

オマケは組長にそんなカッコさせんなよ...からラストはエッチじゃん...ってなりました

ノアのオマケに比べると数倍マシな終わり方

 

 

 

千咲都√

 

全体的な感想としては、ほかのルートと比較するとちょっともやもやが残る√だったという印象。

基本的に柊一郎はゲーム作りをしていくのだけれども、その中で千咲都のほうに感情がシフトしてき、彼女の生きやすい環境を構築するために奮闘する。

 

ここでは今まで良くわかっていなかった千咲都の過去がいろいろと明らかになる。

じつは柊一郎よりも年上、過酷な環境にいた、過去に殺人をしてプリズンに来ていることなどなどてんこ盛りでした。

その中でもやっぱり子供を虐待しているシーンなんかは創作物であっても得意じゃないなぁ。

 

中盤以降の柊一郎は見ている側としても少し恐怖を覚えるくらいめちゃくちゃ。敵であるはずの夕顔の下に入ったり、前ルートでさんざんやっていた我妻と協力関係になったり、さらにノアや組長まで巻き込んでどったんばったん。

しまいには自ら更生不能房へと落ちる始末。ここら辺はちょっと想像がついたけれど自己犠牲の精神が強すぎんよ。

 

そこで千咲都の本当の名前は黒鐘伊栖未だということが判明。

更生不能房では二人いた分穏やかだったし、終盤は柊一郎の思い通りに事が進んでいく。

終盤での癒しはもはや敵であるはずの夕顔、夏海コンビだけだった。

最終的には夕顔をうまくはめて、柊一郎がパコルでプリズンを支配する形に落ち着いた。これ全く健全ではないよな...

 

伊栖未との安息の地を見つけて、少なくとも柊一郎と伊栖未にとってはハッピーエンドで終わる。

ただ協力関係にあった我妻はほかの刑務所で布教活動をするために外へ、我妻が外に行ったことにより組長はHの捜索が難しくなるだろうし、夕顔は病院送りでどうなっているのか分からず、ノアは辛うじて妥協できるところまで落ち着いたものの、結構な不安要素を残す終わり方であったのは間違いない。

 

オマケはこれまた狂っていました...

 

タイトルで柊一郎だけが残される。

 

 

グランド√

 

すべての√を攻略すると出現するグランド√。

今までの敵をすべて排除し、ヒロイン3人とも仲良くなり、プリズンを変え、プリズンのみんなと協力してしっかりと脱獄するというグランドにふさわしい√でしたね。

 

序盤は怒涛の勢いで19班を集めて、それぞれの問題を解決してゲームを作るために最短ルートを突っ走っていく柊一郎。

水城所長との交渉で、看守長にそれぞれ試練を与えていくことに。でもこれは個別√みたいに丁寧に攻略してヒロインとの仲を深めながら進行するわけではなく、圧倒的な行動力で周囲の好感度を爆アゲしていく。19班で協力して攻略していくのもあるけれど、かなり雑にぶっ飛ばされてて笑っちゃった。もうこの世界を何周かしているだろ。

なんか雑にヒロインに惚れられているし、みんなバカになってるしなんなのよもう…でもこのノリ好き…

 

爪を剥ぐ描写はほんとにやめてください。

ましてやヒロインの爪を剥がないでください。

でもたえ会議はもっとやれ。

妙花の「・・・かなぁ」すき。

 

しかしこのルートでも、終盤で一気に叩き落されることになる。

やっぱりラスボスは絵里子さんでも釘谷さんでもなくて順当に水城所長でした。

どうやら過去の悲惨な体験により、本質を見失って暴走してしまったよう。

完全なる悪人ではないのだけどね...

今作は完全なる悪人ではないけれど、何かを間違えてしまっている人が多く登場するね。

 

ここから自分を犠牲にみんなを出所させて、柊一郎一人で死刑を待つシーンが結構長くてつれぇ。

みんながプリズンからいなくなっていくたびに柊一郎に声をかけてくれるのもつれぇ。

 

このころにはアマツくんは絵里子さんにも解離性同一障害の特殊なものだと突きつけられているし、もう話しかけてはくれないので本当にひとりボッチ。

他の√だとヒロインと恋仲になるにつれてアマツくんは自然消滅していたけれど、この√では喧嘩別れになってしまっていたためよりダメージが大きかったのかな。

 

死刑当日に小沢が助けに来てくれた時にはもう号泣しました。うれしくてうれしくて。

妙花√とはまた別に、真の意味でプリズンのみんなと共闘するのはアツいを通り越して、ずっと泣きながら見ていました。

 

ショーシャックの空に的なポーズをとりながら再び現れたアマツくんと一つになるシーンは涙なしでは見られません。なんか終盤ずっと泣きながら見ていたな。

しかも謎のゴーグルをつけたお兄さんが出てくるとかいうファンサービス。

やっぱり前にノアが言っていたすごい操縦士って…

 

プリズンでは脱走者が出たことにより水城が辞任、協力してくれた夕顔が所長に、我妻は金にものを言わせて出所。収まるところに収まって、みんなすこし丸くなった印象を受けましたよ。

柊一郎はみんなの待つ青藍島へ行き、柊平として新たな人生を…という大団円でおしまい。

かと思いきやアフターも長いんですよ。

 

やっぱり4人で会話しているシーンが一番好き。

最後の最後に釘谷さんを持ってくるのは嫌いじゃないよ。

でも最後の最後までショーシャンクじゃねーか!いやいい映画だけれども。

 

2ndエンディングはこれまた爽やかで良い。

サントラ早く買わせてください。

 

 

花丸凛様

の約束守っててえらい

 

 

 

 全体的な感想

 

発売延期になったりもしたけれど、期待以上の体験ができて大満足な数週間でした。

正直柊一郎には全く感情移入できなかったし、エッチシーンがちょっと多いなぁなんて思ったりもしたけれども

笑いあり、熱い展開あり、涙ありのモリモリ具合はさすがです。

 

しかも結構攻めた題材も多かったね。パロディ含めて

今回のテーマはOPを見たときに固定概念の破壊とかなのかとも思ったけれど、やっぱり共存や理解的なものも強いと感じました。

犯罪者のその後についてのシーンとかではちょっと考えさせられることもあったしね。

 

強いて文句を言うならば、ノアと妙花√のアフターは出所してからのエピソードを見たかったかなぁ。

そんな感じ。

 

ファンディスクについてはどうなんだろう、一応きれいにまとまったけど次回作はあるのかしら。 まさかパラレルワールド的な展開はないよな...

 

今後アンケートで選ばれたキャラクターのミニストーリとやらが追加されるらしいので、それを楽しみに待っています。(追加されました)

アペンドなんかもあったらうれしいなぁ。

 

 

 山岸姫瑠ミニシナリオ

 

4月28日に追加された姫瑠お姉さんの追加シナリオ。なんと無料でアップデートできてしまうという太っ腹っぷり。さすがにプリズン内でのストーリーなのかと思いきや、グランド√からの続きでした。

本編では面白ワードを連発していた姫瑠お姉さんだけれども、見事にかわいらしくなっていました。これがギャップ萌え...

柊一郎といい感じに仲良くなっていて微笑ましかったです。おそらくガンダムネタが多かったんだと思うけれど、ガンダムはファースト以外ほとんど知らないので全く分からなかったぜ。

2時間程度のシナリオではあったけれど、おまけにしては十分すぎるボリューム。

ただ妙花はどこ

そしてヘンプリ2...あるのか…!?

 

追記

これも読むべし

 

 

おわり