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「ENDER LILIES」クリアした感想とか 

存在を認知してからずっと楽しみにしていたゲームがありまして、それが「ENDER LILIES(エンダーリリーズ)」というゲーム。

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アーリーアクセス版をダウンロードしていたものの、なかなか遊ぶ時間がなく発売日に合わせて遊び始めた。今回はそんなゲームをプレイした感想を書いていきたい。

 

ゲームのジャンルとしてはメトロイドヴァニア。結構高難易度で、死にゲーに近い。

 

 

ストーリー

荒廃した世界を舞台に、白巫女と呼ばれる少女リリィを操作して世界の謎を紐解いていくといった内容。基本的にすべての登場人物はすでに亡くなっており、おまけに世界もなんかすごいことになっているという最悪な状況からスタートする。過去に人間であったが、穢れに侵されてしまい穢者となってしまったボスと戦い、勝利することでその人間のストーリーを知ることができる。そのほかにもフィールドには人々が残していった日記や手紙などが随所にちりばめられているため、それをコレクションすることでもこの国に過去何があったのかが少しずつ解読していくことができる。

 

 

自由度の高いアクション

少女であるリリィは直接攻撃ができず、彼女ができることは回避と回復のみ。ストーリー開始時に基本的な攻撃手段は入手できるが、ボスを倒し浄化することで手に入るスキルを活用することで彼女の行動をさらに拡張することができる。入手したスキルは各ボタンに3つ×2セットまで装備することができる。このスキルを使用したアクションがこのゲームの特徴で、攻撃に有効なものはもちろん防御や移動に特化したスキルなど、組み合わせ次第で自分なりの攻略を楽しむことができる。それに加えてレリックと呼ばれる特定の能力を強化するアイテムも自由に装備できるため、かなり幅広い構築が可能。人によってクリア方法が少しずつ違ってくるのもなかなか面白い点。

 

 

 

マップの探索

ENDER LILIESの世界はいくつかの大きなマップで分けれていて、どこから攻略するかにはある程度の自由がある。(実際にはスキルを入手しないと移動できない場所が多いため、大まかな道筋はある)個人的にマップを探索する中で良いと感じたことは、レストポイントが多い点。レストポイントを開放することでファストトラベルなどができ、何よりもアクションゲームがあまり得意ではない私にとっては、やり直しにストレスを感じないこの設計は非常い遊びやすかった。おまけに死亡時のペナルティが何一つないため、極限までストレスフリーになるようにデザインされている。エリアを完全に制覇するとマップの色が変化するといった仕様も非常に親切。

 

 

美しいビジュアルとそれにマッチしたBGM

ストーリーで触れたように、世界はすでに滅んでいるためどこに行っても荒廃した風景が広がっている。そんな世界には悲しげな印象を受けるものの、BGMも相まって非常に美しく描かれている。エリアごとに世界観ががらりと変化するため、新しいマップを開拓していくのも楽しい。BGMはマップに合わせたものが用意されており、綺麗なものからおどろおどろしいものまでうまく使い分けれれている。特にボス戦では少し寂しげなBGMが多く、世界観に引き込まれる。

 

クリア時間

エンディングが複数存在しており、全部回収するまでの時間はゲーム内時間で22時間程度だった。私は1か月かけてゆっくり攻略したが、もうすでにRTA走者がいて驚き。

 

 

 

 

・以下ネタバレありでいろいろと

 

レベルで変化していくリリィ

このゲームにはレベルが存在しており、敵を倒すことでリリィのレベルが上がっていく。あまり気にしていなかったけれど、恐らく攻撃力なんかが上がっていたのかな?それよりもレベルが上がっていくごとにリリィの見た目が変化していって、上がれば上がるほど痛々しいビジュアルになっていくのが辛かった。最初は低レベルでクリアするのがグッドエンドへの条件かと思ったほど。

 

 

クリアまでによく使用していたスキル

クリアまでによく使用していたスキルはメインは騎士長ユリウス、サブは西の商人と暗部の執行人。

騎士長ユリウスは後半に入手できるスキルなのだけど、リーチの長さが便利で入手以降は黒衣の騎士に代わってメインウエポンとして使用していた。奥義の持続時間や範囲も広いため、ラスボス戦では特に活躍してくれた。

西の商人は序盤に手に入るスキルで、主にボス戦に終盤まで使用していた。自動で追尾弾を発射してくれるため、こちらが回避行動に専念していても攻撃できるのが魅力。

暗部の執行人は敵の背後を攻撃してくれるスキル。主に盾持ちの敵に有効なスキルだが、自動で攻撃してくれるのに加え使用回数も多いためどこへ持って行っても強かった印象。

 

 

苦戦したボス

ほとんどのボスで苦戦していた気がするが、どれも数回やり直せば何となく攻略できるちょうどいい難易度だった。そんな中でも特に苦戦したのは狂い騎士ウルヴだったと思う。第三形態の衝撃波連打や追尾するクロス攻撃なんかのよけ方がわからずに苦しんだ。

 

マップの隠された場所について

ゲームのジャンル上探索するのが一つの楽しみではあるのだけれど、意地悪な隠し方が多かった。もちろん何らかのサインはあるのだけれど、壁に隠れた肉壁とかはわからんて…

マップの色が変わらないから延々と同じマップを探索するなんてこともしばしば

マップにピンを指すことができない点も微妙だった。行けない場所が出てきたときに、それが何でいけなかったのかを記しておくことができないのは少し不便。アクションを入手するたびに、肉壁で行けなかったのが、扉があっていけなかったのかなどを再度確認する必要がありめんどくさい。

 

各種エンディング

まず最初にみんなが見ることになるであろうAエンド。穢の脅威は残ったままだけれども、黒衣の騎士を残してリリィだけこの国から離れるといった内容。特にその後は描かれていないが、リリィがすべてを背負わなくてよくなったということ以外は何も解決できていないバッドエンド。

ラスボスを倒すことで回収できるのがBエンドとCエンド。

Bエンドでは深部に眠る白巫女の浄化に成功するも、その穢れに耐えられずそのまま一緒に眠るといった内容。深部にいた白巫女がずっと「お願いやめて」と言っているのが印象的。穢れの脅威はなくなったのかもしれないが、リリィは救われないエンディング。

 Cエンドは深部の白巫女の浄化に成功して且つ、お守りのおかげでリリィも生存するエンド。間違いなくこの後の世界に救いないだろうし、穢れの残ったリリィが救われたとは言えないかもしれない。けれど最後の成長したリリィの笑顔にグッときました。

 

最後に

いやー面白かった。美しい世界の正統派メトロイドヴァニア、これ以上に何を求めるというのか。いや、欲を言えば追加DLCとか出してほしいけれども…

全マップの開放やスキルの強化くらいしかやりこみ要素ないが、まだ日記や手紙をしっかりと呼んでいないので最後にテキストで世界観に浸ってきたいと思います。

 

 

 

おわり