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「Dungeon Munchies」クリアした感想とか

久しぶりにインディーゲームを遊んで楽しかったのでその感想。

Dungeon Munchiesというゲームで、台湾のmaJAJaというスタジオがsteamとswitch向けに制作した2Dアクションゲーム。

 

 

 

 

ストーリー

 

ダンジョンと呼ばれる地下施設で目覚めたゾンビが主人公。

自分を呼び覚ましたネクロマンサーのシマーや、骸骨の同僚なんかと協力しながらダンジョンの脱出を目指す。っていうのが大雑把なストーリー。

 

 

ビルドで大きく変化する攻略

 

このゲームの特徴は、敵を倒して料理をし、その料理を食らうことで強くなっていくというシステム。

料理は消費ではなく、装備感覚で着脱可能。最大で7つまで装備でき、自身のアクションや武器を強化するものなど様々。装備した料理によってキャラクターのビジュアルが変化するのも面白い。

武器も自由に選ぶことができ、剣や魔法はもちろん、ゲームを進めると銃なんかも登場するというバリエーションの豊富さが魅力。

それに加えてメインとサブの武器をそれぞれ選んで装備できるため、かなり自由度の高いビルドを楽しむことができる。

最強の俺つぇぇぇビルドを探し出して、敵をバッタバッタと切り刻んでいくのはかなり爽快で気持ちいい。

 

 

テンポが良く楽しいストーリー

 

ダンジョンマンチーズはアクションも楽しいけれど、それ以上にいいのがストーリー。メインで絡むシマーはもちろん、そのほかのキャラクターとの会話もテンポの良いギャグがモリモリで面白い。

序盤から終盤までもれなく何かしら挟み込んでくるのでアクションゲームでも読んでいて飽きないストーリー展開が嬉しい。

それにネタバレになるので詳しくは書かないけれど、ギャグがメインかと思いきや、ストーリーはかなりシリアスな方向へと進んでいく。

 

 

少し気になったところ

 

  • 日本語に対応しているものの、部分的に機械翻訳チックな場所があり、やや理解が難しいシーンがある。

 

  • 料理スキルは一度作れば付け替え自由の装備であるため、ゲームの特徴である料理というテーマが若干腐ってしまっているのがもったいない。

 

  • ボス戦で弾幕ゲームが始まる。ボスの必殺技が基本的に弾幕で、バリエーションが少ないのは残念だった。必殺技中のゲージの仕様も特に説明がないので、ひたすら避ければいいことに気が付くまで苦戦した。

 

  • 急にグロテスクな敵が出てくる。基本的に敵はしゃべる野菜や植物などでかなりポップなデザインをしている。そんな感じで油断していると中盤急にグロテスクな敵が出てくるため、苦手な人は注意が必要。

 

 

クリア時間

 

いわゆる難易度ノーマルに位置する、副料理長で約10時間程度だった。いろいろと隠し要素もあるため、すべて回収しようとするともう数時間かかりそう。

メトロイドヴァニアのゲームと比べるとめちゃめちゃ長時間遊べるというわけではないが、逆に言ってしまうと一本道であるため、さっくりと気持ちいアクションゲームを楽しみたいという人にはお勧め。

 

 

 

 

 

以下ネタバレありで雑に

 

 

 

 

 

 

 

使用していたビルド

 

序盤はダガーでヒットアンドアウェイ戦法をとっていたけれど、普通に殴ったほうが楽なことに気が付いてからは剣がメイン装備だった。

サブも基本的には火力で、ライトセイバー系の武器が出てからはそればっかぶんぶんしていた。

 

食材は基本HPアップや自動回復などゴリ押ししても死なないように装備。

具体的には

  • エビのグリル→基礎HP アップ
  • スライムゼリー→自動回復
  • 元気豆乳→基礎HPアップ 斧強化
  • 極上フィッシュパイ→殴ると自身にシールド付与
  • 頑固なスイカのシチュー→殴ると与ダメージが減るが武器の振りが加速

 

この辺りは安定を重視して装備していることが多かった。

それに加えて、アクション強化やデバフ付与などその時の気分で装備していたと思う。

何を装備するかを悩んでいる時間は結構楽しい。

 

 

メインキャラクター

 

シマー

普通にいい上司だし、たくさんほめてくれるので好き

責任感が強いがゆえにピュートリッドに付け込まれたりもしたけれど、終始いいキャラクターだった。

永遠にグリルと仲良くしててほしい

 

 

グリル

グリルちゃんのゲロソード好き

アダルトサイト見てるの好き

まともなやつかと思いきや、シマーよりもぶっ飛んでいたり大雑把だったりするギャップがいい。スタンダードスタンダード…

 

ニッケル

図太い性格しているAI萌えってあると思います。

ビジュアルと性格がドストライク

ストーリーとかセリフを見た感じニッケルにもベースとなった人間がいるのかな?

 

 

 

 

以下完全に自分用のストーリー解釈の殴り書き

 

舞台は魔法や化学が発展した世界

太陽が突如として消失し、地上で生活できない環境に

SUCがほかの国との連合軍を組み、ダンジョンとなる地下施設を侵略

結果連合軍間で内紛が起き、SUCは他の人間を電池にし、ダンジョンを維持

主人公はSUC大統領の息子

シマーとグリルはSUCの職員だったが、禁止されていた料理をするために離脱、二人で屋台を始める(料理が禁止されていた理由がちょっとわかんなかった)

主人公はお忍びでその屋台の常連だった

他の次元からピュートリッドが襲来(スターゲート計画の前にピュートリッドは確認されていた?)

SUCはピュートリッドから逃れるためにスターゲートを開発、上層部のみ移住しようとしていた

ピュートリッドは地下の電池に目を付け、急速に信者を増やす

スターゲートが起動する前にC-04によるパンデミックが起き、人類は滅亡する

シマーは死ぬ直前にグリルや仲間の魂を開放し、霊体として逃れる。

この時に主人公も逃れていた?

シマーと主人公は接触し、ピュートリッドに立ち向かう計画を立てた?

頭にスターゲートの情報だけを残し、自身の存在をみんなの記憶から消すことでピュートリッドから隠れる

シマーはスターゲートでの脱出、グリルはダンジョン内の環境維持を目的にそれぞれ動き出す

ゲームスタート地点

 

ざっくりこんな感じであってるのか?????

序盤中盤結構雑に読んでしまっていたから、思いのほか複雑になっていくストーリーに置いて行かれそうでひやひやしたぜ

 

 

最後に
 
シマーのイラストにつられて買ってよかった。
さっくり遊べる爽快アクションゲーム…かと思いきや、ガッツリとストーリーがあるのもいい。
正直高難易度でもう一周するかと言われたら…いいかなぁ…
料理や武器のレシピ回収もどこに隠されているかの指標がないからめんどくさいし…
でも面白かったので満足です。
 
おわり